
団塊の世代、バブル世代、ゆとり世代など、
その時代によって世代名が
付けられていますが、さとり世代というのは
ご存知でしょうか。
2013年の「新語・流行語大賞」にも
ノミネートされたので、聞いたことがある人も
多いことでしょう。
言葉は知っていても、具体的な特徴は
分かりづらいと思いますので紹介します。
また年齢はいつからいつまでなのか、
世代の範囲についても調べました。
さとり世代って?年齢は?
さとり世代とは、明確な定義はありませんが、
物心ついたときから不況で好景気を
経験したことがないため、消費に関して
高望みをしないと言われています。
さらにつっこんで説明すると、プロセスより
結果を求める合理的な考え方で、
対立を嫌い、ほどほどに、穏やかにといった
平和を好みます。
また、インターネットや通信網の発達により、
情報教育やパソコンに触れる機会が
多いため、あらゆる情報収集能力に
長けています。
それによって現実的な物事の見方を
するようになり、「全てのことを悟っている」
というような行動をとることから
「さとり世代」と呼ばれるようになりました。
さとり世代は、1987年~2004年に
生まれた人のことを言い、
ゆとり世代とほぼ同じ世代になると
定義されています。
「ゆとり世代」という言葉の響きが
あまり好ましくないということから、
「さとり世代」と呼ばれるようになった
背景もあるようですね。
さとり世代の特徴とは?
さっそく、悟り世代の特徴について
具体的に説明したいと思います。
・欲がない
ブランド品や、高価なものに興味が無く、
使えたら何でも良いという認識です。
・恋愛に興味がない
恋愛を楽しむということはなく、
恋愛をするとお金がかかる、自分の時間が
なくなるなどと、恋愛に対して前向きな
考えが薄い「草食系」が多いようです。
・旅行はしない、休日は自宅で過ごす
旅行などお金がかかることはせず、
休日は家でテレビやDVDを観たりして
過ごすことが主です。
・無駄遣いしない
必要に駆られた物以外は買わない
という倹約家が多いとされています。
・気の合わない人とは接触しない
平穏を好むため、自分の精神を
左右するような人間とはあまり関わりません。
・車に興味がない
車は走ればいい、使えればいいという
考え方なので軽自動車で十分と、
実用的なものを好む傾向にあります。
・趣味には資金を注ぐ
打って変わって、自分の興味のあることには
一切ケチることなく散財してしまうことが
あります。
このようにさとり世代の特徴をみていると、
なんだか扱いにくい人たちのように
思えます。
これでは淡々としすぎていて、
生きている楽しみがないのでは、
と感じてしまいますよね。
感情や好奇心の起伏がないということは、
一見すると平和ですが、面白みに欠ける、
チャレンジ精神が薄いというように
感じます。
自分の興味のないことには近づかない、
無駄を嫌うというさとり世代。
もちろん、同じ時代に生まれた人が
すべてそうであるとは限りません。
恋愛にアグレッシブな人も、
旅行や車が好きな人も中にはいるでしょう。
しかしさとり世代の若者は、
これから社会に出ていこうとしている
段階です。
これから我々は、さとり世代の人たちとの
関わり方を研究していかなければ
ならないかもしれませんね。