今でもテレビで定期的に再放送されている、
大人気ジブリ映画「となりのトトロ」。
田舎の大自然を舞台にストーリーが
展開していくこの作品ですが、
他の作品同様に、モデルとなった
舞台は現実に存在しているのでしょうか?
また、劇中では述べられていなかった
トトロの身長やモデルとなった
動物についても気になりますよね。
今回、となりのトトロの裏側について
調べてみました。
トトロの身長は何センチ?
映画「となりのトトロ」の有名なバスを
待っているシーンのポスターを見ても
分かる通り、トトロの身長は
さつきよりも遥かに高いです。
約2倍はありそうですよね。
公式で発表されている身長は
「2メートル程」とされています。
トトロの隣に立っているさつきは
小学校4年生(原作)なので、同じ
小学4年生の平均身長を
調べてみると、約128センチでした。
このことからも、2メートル以上は
確実にありそうですね。
トトロのモデルになった動物は?
とがった耳に、大きくふわふわとした体の
トトロには、モデルになった動物が
いるとされています。
しかし、その動物は1種類だけでなく、
何種類か候補がいるようなので
すべて見てみましょう。
・ミミズク
くっきりとした目と毛並みが
トトロに近いので、トトロのモデルになったと
いわれています。
・チンチラ
見た目の丸っこいフォルムが
トトロのモデルになったという説があります。
・トロール
こちらは、北欧ノルウェー伝承の
「三匹の山羊のがらがらどん」に
出てくる妖精です。
森に住んでいることから
トトロとの共通点もありますね。
劇中では、めいがトトロの雄叫びを聞いて
「トトロ」名づけましたが、
原作では「ミミンズク(1302歳)」と
名づけられています。
また、中トトロは「ズク(679歳)」、
小トトロは「ミン(109歳)」と
なっています。
トトロの呼び名からも、先ほどの
トトロのモデルになった動物の
候補の中にいた、ミミズクから
来ているのかもしれませんね。
ちなみに、トトロ以外の登場人物にも、
名前の由来やモデルがいますので
簡単に紹介しておきますね。
・さつきとめい
まず、「さつき」と「めい」ですが、
どちらも「5月」という意味です。
(五月→さつき・May→めい)
映画の舞台である地に引っ越してきたのも
5月となっています。
・お父さん(さつきとめいの父親)
考古学者という珍しい職業のお父さんですが、
モデルと考えられている人物は、
「藤森栄一」や「戸沢充則」だと
言われています。
・ネコバス
ネコバスのモデルは、西オーストラリア州の
パースという街にある、「Cat Bus」
ではないかと言われています。
こちらのバスには猫の絵が描かれていて、
無料で市内を運行しているそうです。
となりのトトロに出てくるネコバスは
どんぐりが運賃ですが、
お金がかからないというところは、
共通点と言えるでしょう。
物語の舞台になった場所はどこ?
となりのトトロは、「埼玉県所沢市東所沢駅の
松郷」が舞台となっています。
劇中でトトロが木を育てるシーンで
映っている、通称「トトロの木」は
山形県鮭川村にある「小杉の大杉」です。
さつきとめいのお母さんが
入院していた病院は、「東京白十字病院」と
「新山手病院」から描かれている
とされています。
余談ですが、愛知県にある
「愛・地球博記念公園」では、
さつきとめいの家が完全再現されています。
細かい所まで再現されていて、
「となりのトトロ」の舞台となった、
昭和30年代にタイムスリップしたような
感覚になれます。
この「さつきとめいの家」は、
要予約なのでチケットを取ってから
行きましょう。
映画「となりのトトロ」の背景を知った状態で
もう一度鑑賞すると、また違った視点からも
ストーリーを楽しめるかもしれませんね。