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雪って食べても大丈夫なの?含まれている成分は雨と一緒?

雪

積もったフワフワの新雪を見ると、

「シロップをかけたら美味しいだろうな」と、

つい食べる想像をしてしまいますよね。

 

雪を少しだけ手にとって食べてみたら

冷たくて美味しかった、なんていう経験が

ある人もいると思いますが、雪って

食べても大丈夫なのでしょうか。

 

また、同じく空から降ってくる雨との

成分の違いについても気になりますよね。

 

今回、雪は食べても大丈夫なのか、そして、

雪と雨の違いについてもまとめました。

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雪は食べても大丈夫?

 

まず、雪とは、「空気中の水蒸気から

出来た氷の結晶が空から降ってくる天候」

として定義されています。

 

大気中にある埃やチリが雪の核となり、

水蒸気が氷の結晶に成長するということです。

 

埃やチリが雪の核になっていると考えると、

雪を食べるということは、

空気中のチリや埃を食べていることと

同じと言えますよね。

 

雪一掴みに含まれている埃やチリは

微量ではあるものの、大量に食べるのは

どう考えてもおすすめは出来ません。

 

また、都会と田舎の雪を比べても、

その成分には違いがあります。

 

空気の綺麗な田舎の雪は、チリや埃以外の

有害な成分は少ないかもしれませんが、

都会や工業地帯などは大気汚染が

進んでいます。

 

都会の雪を食べる方が

体には良くないと言えるでしょう。

 

もちろん、田舎の雪なら食べても

大丈夫と言う訳ではありません。

 

ただ、どうしても雪の味を

知りたいのであれば、「田舎に降った

新雪を一口だけ」にしましょう。

 

都会に住んでいる人は、スキーや

スノーボードなどのウインタースポーツで

田舎のスキー場に行った時が

味見のチャンスかもしれませんね。

 

 

 

雪の成分と雨は一緒?

 

同じ様に空から降ってくる雪と雨、

その違いはどこにあるのかまとめました。

 

まず、雪のでき方ですが、雪は水蒸気を

含んでおり、上空の気温が低い時、

大気中の微粒子を核(雪核)として

氷の結晶を発生させます。

 

この氷の結晶は「氷晶(ひょうしょう)」と

呼ばれていて、雲の中で出来たばかりの

氷晶は非常に小さく、その直径は

1ミリ以下程です。

 

ちなみに、氷晶は水が凍って

できたのではなくて、水蒸気が昇華して

できたものです。

 

出来たばかりの小さな氷晶の周りには、

細かな水滴がいくつも浮遊しているのですが、

この水滴が蒸発して水蒸気になります。

 

そして、水蒸気が氷晶の周りで

昇華していくことで、氷晶は大きく

成長していきます。

 

この成長した氷晶が「雪」です。

 

雪の直径は0.5ミリ~1センチくらいが

普通ですが、中には3センチほどに

大きくなるものもあります。

 

氷晶が大きくなってくると、

浮かんでいる雲を支えている上昇気流よりも

強い重力が雪片に働くために

雪片が落下を始めるのです。

 

成長した雪が落下する間、周囲の気温が

0℃以上にならずに地上に到達すると、

雪として観測されます。

 

もし、途中の気温が0℃以上になっていれば、

雪は液体に変化して雨となって

地上に降ります。

 

ちなみに、雪と雨が混じって降っている

状態の天候を「霰(あられ)」といいます。

 

この雪のでき方を見る限り、

雪と雨に含まれている成分は、

ほとんど一緒だといえるでしょう。

 

 

子供の頃、「雨を飲んだらダメ」と

怒られた経験がある人も多いと思いますが、

雪をたべるのは雨を飲むのと同じと

考えると食べる気が失せますよね。

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