
「チョコレートを食べると鼻血が出るよ」と、
子供の頃、親に言われたことがある人は
多いのではないでしょうか。
なんとなく聞き覚えのある噂ですが
真相が気になりますよね。
またチョコレートに限らず、突然鼻血が
出た時の対処法や、
鼻血が出にくい体質になる方法についても
調べてみましょう。
今回、チョコレートと鼻血の関係、
鼻血の対処法についてまとめました。
チョコレートを食べると鼻血が出る理由
チョコレートを食べると鼻血が出ると
言われている理由は、
チョコレートに含まれる成分である
「カフェイン」が関係しています。
コーヒーに含まれているイメージが強い
カフェインですが、
実はチョコレートにも含まれています。
カフェインは、摂取すると興奮状態になり
血液の循環が良くなります。
鼻の内部の血管は非常にデリケートなので、
1度に大量の血液が流れると、
耐え切れずに破れてしまい鼻血が出ると
考えられています。
しかし、これはあくまで可能性のひとつであり、
医学的に「チョコレート=鼻血が出る食べ物」
とは証明されていません。
また、医学的なものではありませんが、
もうひとつ。
「チョコレートが食べられ始めた
昭和時代は、チョコレートが高級品として
扱われていたため、子供に食べさせないように
このような噂が流れた」
という説もあるようです。
この時、鼻血の原因として言われたのは、
チョコレートには牛の血が入っていて、
食べると血の量が増えるから
鼻血が出るというものです。
チョコレートを食べると鼻血が出ると言う噂は、
昔から言い伝えられているものなので、
後に述べた理由の方が正しいかも
しれませんね。
当時の大人達の噂が
今でも根付いているのでしょう。
鼻血が出た時の対処法、出さないための対策について
鼻血が出て止まらない場合、まず、
心臓より高い位置に頭を保たせます。
座ったり、壁に寄り掛かったりして
安静にしましょう。
横になる場合は枕やクッションを
下に置いて、頭の位置を高めにしてください。
次に、ティッシュを親指の大きさくらいの
サイズで作り鼻に栓をします。
この時、出血の量を減らすために
親指と人差指で鼻の根元を
優しく抑えます。
5分ほど抑えた後に出血量を確認し、
変わらずにまだ出ているようであれば、
もう5分繰り返します。
出血量が減ってきたら、
鼻全体を冷湿布や氷のうで
覆い冷やしましょう。
鼻と合わせて心臓や、うなじに濡れた
タオルなどをあてて冷やすとより効果的です。
最後に、鼻血の再出血を防ぐため、
出血が終わった後の固まり(ゼラチン状)には
触らないようにしてください。
ここで、固まりを無理にいじったり、
取ろうとしたりすると鼻の内部を
刺激してしまい、鼻血の再出血の恐れが
あります。
チョコレートを食べる際に鼻血を出さない
対策としては、
・鼻内部の粘膜を傷つけないこと
→傷からの出血を防止するため
・タンパク質やビタミンを摂取すること
→血管を強くするため
といったことが重要です。
卵や大豆、牛肉、果実、のり、ネギなどを
食べると対策に繋がるので
摂取しておきましょう。
また、お茶に含まれている「タンニン」にも
止血効果があるので、鼻血が止まらない時の
応急処置として役立ちます。
鼻血が出ても慌てず、早急に正しい対処をして
止血してくださいね。