
毎回歌が上手いアマチュアの人たちが出演し、
素晴らしい歌声でお茶の間の私たちを
楽しませてくれるNHKのど自慢。
歌の評価をする時、司会者が鳴らす
あの鐘の名前をご存知ですか?
実はあの鐘にはきちんとした名前があり、
高額な値段が付けられているものもあるとか。
また、過去にのど自慢出演しプロの
歌手になった人も結構多いのです。
今回、のど自慢の鐘と出身歌手について
まとめました。
のど自慢の鐘の名前や値段は?
NHKのど自慢は1946年から
続いている長寿番組です。
毎回、日本各地から放送され、
歌に自信のあるアマチュアが出場し
チャンピオンを競います。
出場者が歌った後に歌を評価するのに
鳴らすおなじみのあの鐘、
普段何気なく観ていますが、
名前は「チューブラーベル」といいます。
チャイムやコンサートチャイムと
呼ばれることもあります。
1867年に発明され、教会の鐘を
演奏しやすいように管状(チューブラー)
にしてピアノと同じように並べて
吊るしたものです。
主なチューブラーベル製造販売メーカーは
ヤマハ・パール・ムッサー・プレミアなどが
あります。
チューブラーベルはコンサート用に
開発された楽器なので、値段は60万円以上と
意外に高めで、ものによっては100万円以上
するものもあるようです。
ちなみに、チューブラーベルを
鳴らしているあのハンマーは
2本で8000円ほどです。
過去には大物歌手も出演?
のど自慢に出演した人の中には
プロの歌手になった人がたくさんいます。
その歌手と、のど自慢での評価を
一緒に何人か紹介します。
※鐘一つ、鐘二つは不合格、鐘三つで合格です。
・美空ひばり 鐘1つで不合格
・桜井長一郎 演芸部門第一回で合格
・荒井恵子 第二回NHKのど自慢全国大会で優勝
・若原一郎 関東・甲信越大会で優勝
・北島三郎 鐘二つで不合格。
ゲストとして何度か番組に出演
・五木ひろし 福井県で合格。
ゲストとして何度か番組に出演。
・島倉千代子 鐘二つで不合格
・牧伸二 鐘一つで不合格
・里見浩太郎 奈良県香芝市大会でゲスト出演
・田中星児 全国コンクール「ポピュラー部門」で優勝
・石澤智幸(テツ&トモ) 東京都中野区大会チャンピオン
・青木隆治 平成10年3月「チャンピオン大会」優秀賞
・玉城千春(キロロ) チャンピオン
・清水博正 平成18年度グランドチャンピオン
・ジェロ 和歌山県新宮氏大会で合格
・三山ひろし 高知県土佐清水市大会優勝
グランドチャンピオン大会優勝
・砂川恵理歌 沖縄県嘉手納町大会チャンピオン
・井上愛 福岡県岡垣町大会チャンピオン
・徳永ゆうき 平成24年度グランドチャンピオン
このように、後に芸能界で実力歌手として
活躍した人たちがたくさん出場していました。
歌手として有名になった人でも
不合格だったことに驚きを隠せませんよね。
ちなみに不合格になった美空ひばりさんは、
のど自慢大会の後に審査員に
歌を披露したところ、
「もうのど自慢の段階じゃない、
すでに立派に出来上がっている」
と評価されました。
つまり、不合格になった真相は年齢に
不相応なほどの高い技術を身に着けていて、
もはやのど自慢では評価もできないほど
だったということなのです。
のど自慢の歌の評価の仕方には、
かなり奥が深いものが感じられます。
この奥深さが観るものを魅了し、
番組が長く続いている秘訣なのかも
しれませんね。