
集合住宅を指す言葉として、「マンション」
「アパート」「ハイツ」があります。
すべて聞きなれている言葉ですが、
違いを説明してほしいと言われると
分からない人は多いと思います。
漠然としたイメージでは、
住みやすさや高級感ではマンションが
トップで続いてハイツ→アパート
の順だと言いますが本当でしょうか。
今回、「マンション」「アパート」「ハイツ」
の違いについてまとめました。
マンション、アパート、ハイツの違い
「マンション」「アパート」「ハイツ」の
明確な違いを以下にまとめます。
マンション
主に鉄骨や鉄筋コンクリート、
鉄骨鉄筋コンクリート構造の建物。
アパート
主に木造や軽量鉄骨構造で
二階建てまでの建物を指す。
ハイツ
構造の種類を分けるものではなく、
単に名称として使われることがほとんどで、
アパートと同じくくりで扱うことが多い。
ちなみに、ハイツは「高台の家」
という意味があるようです。
実際、高台になくても「ハイツ」と
名前をつけ、高級感を狙うといった
戦略の意味もあるのでしょう。
まず、ハイツは単なる名称ということが
分かりましたね。
これからは、マンションとアパートの
違いに絞ってまとめていきます。
マンション・アパートの特徴
マンションとアパートの違いについて、
さらに細かく分けていきましょう。
マンション
・鉄骨、鉄筋コンクリートや
鉄骨鉄筋コンクリート造の耐火構造
・高層住宅も建設可
・遮音性が高い
・高級なイメージがある
・建築費がかかるため、家賃が
アパートより高い
・管理人がいる、エレベーターがついている
などの理由から管理費が高いものが多い
アパート
・木造、軽量鉄骨造の準耐火構造
・構造上、高層住宅は建設不可で二階建てまで
・建築費がマンション程かからないため、
家賃は安め
・管理費が安い
ざっくり述べると、以上のような
特徴があります。
一般的には、マンションの方が、
セキュリティ面でもオートロックや
防犯カメラなど強化されている場合が
多いです。
高層階ともなれば眺望も良い
はずですし、明るい陽射しも
得られることでしょう。
ただ、エレベーターが備わっていた
としても、お年寄りにとっては外出が
億劫になってしまうというデメリットは
あるかもしれませんね。
反対にアパートは、手軽に住めて
家賃を抑えられる点が
最大のメリットといえそうです。
しかし、構造上の定義は明確に
なっているものの、それ以外の明確な
規定がないのが実情のようです。
アパートは、集合住宅という意味の
「アパートメント」の和製英語で、
そのくくりで考えると、マンションを
アパートと言っても間違いではありません。
そのため、ハイツと同様、単なる名称の
違いとも言えるでしょう。
まとめ
今回、調べてみての結論ですが、
「マンション」「アパート」「ハイツ」の
明確な違いは構造上の違いだけで、
他に際立った違いはないということです。
イメージだけで、私達が勝手に
作りだしてしまったものとも
言えそうです。