
台風というのは、子供の頃は警報が出て
学校が休みになったりするので、ある意味
イベント的な気象でしたが、大人に
なってからは来てほしくないものです。
強い雨風と共に移動する台風ですが、
台風の中心地である「台風の目」は
どのような状態なのか、気になる人も
多いと思います。
またどのように発生するのかも
知りたいですね。
今回、「台風の目」についてまとめました。
台風の目とは?
台風の目、つまり中心は外側と違い
「雨が降っていなくて穏やかな状態」
というのを聞いたことがあると思います。
実際に台風の目に入った経験が
ある人は少ないと思いますが、
写真や気象情報を見ると
たしかに真ん中は荒れていませんよね。
この、上から見て真ん中の雲がない地点が
台風の目と呼ばれている場所です。
台風はどうして発生する?
台風とは一種の呼び方であり、
本来は「熱帯低気圧」のことです。
台風は、熱帯地方で水蒸気が出やすい場所で
発生しやすいとされています。
赤道付近の海面上が、台風が頻繁に
発生するポイントです。
海面が太陽によって熱されて水蒸気となり
上空へと向かいます。
次々に水蒸気が上昇し、積乱雲が生まれて
内部で熱が解放されることによって
低気圧が発生します。
そして徐々に積乱雲が大きくなり、
周りから風が反時計回りに
吹き込み始めます。
積乱雲がさらに重なっていき、温かい空気が
集まり上空に溜まることで台風が発生します。
風の流れが生まれることで
遠心力がかかり、台風の目が発生します。
台風の目は本当に晴れている?
台風の目の状況や発生の
メカニズムはわかりました。
しかし、「本当に台風の目は晴れているの?」
という疑問が生まれると思います。
この疑問の正解ですが、正確に言うと
全ての台風の目が晴れているとは
言い切れません。
台風の目が晴れるには
「台風の強さ」が必要になります。
台風の目の発生は遠心力によるもの
と言いましたが、この遠心力、
つまり風が強ければ強いほど
台風の目は穏やかな天気となります。
これは遠心力により、雲や雨が
外側へと引っ張られるからです。
いくら台風の目は穏やかと言っても、
そのすぐ外側はとても強い雨風なので、
台風の目付近は危険な場所だと
覚えておきましょう。
また台風を上から見て台風の目が
はっきりしている場合、その台風は
強い台風と言っても良いでしょう。
台風自体の力が弱いと円は
だんだん大きくなり、自然消滅となることが
多いです。
以上で、台風の目についてのまとめを
終わります。
台風の目と言われる場所は、
台風の中心から数10キロと言われています。
強い雨風からパッと天気が変わる
台風の目を人生で一度は
経験してみたいものですね。