
映画『紅の豚』は、ジブリ作品の中でも
人気がある映画です。
ジブリに詳しくない人でも、豚が戦闘機に乗る
といった何ともミスマッチな光景に
見覚えがあると思います。
そんな『紅の豚』に、本編では語られなかった
その後のストーリーがある
と話題になっているようです。
それは一体、どんな内容なのでしょうか。
『紅の豚』での名言といえば、ヒロイン・ジーナのセリフです。
「私は、今、賭けをしてるから。
私がこの庭にいる時、その人が訪ねてきたら
今度こそ、その人を愛そうって賭けしてるの。
でも、そのバカ夜のお店にしか来ないわ
日差しの中へはちっとも出てこない」
というセリフです。
結局、この賭けはどうなったの?
そんな結末を濁して、少しすっきりしない気持ちのまま
物語は終了してしまうのです。
主人公・ポルコは一体、
ジーナの元へたどりついたのでしょうか。
こんな状況だったので、
もやもやしたものを残しつつ、
映画を見終えた人も多いはずですよね。
ストーリーでは、ジーナは
賭けに負けたことになっています。
しかし、本当のところは、ジーナは賭けに勝利し、
その後、ジーナとポルコは結婚したようです。
これは、宮崎監督が語っていたことなので、
この事実はまちがいないですね。
ポルコが乗る戦闘機に乗るシーン。
機体に描かれた「4」の数字。
実は、この「4」は
「ジーナと4番目に結婚する」
といった意味があるそうです。
その後は、動画や画像では
公開されていなかったので
今後、続編とかあればファンには嬉しいですね。
ジーナの賭けの結末を知り、スッキリしたかと思いきや、
漠然としたもうひとつの疑問が脳裏をよぎります。
それは、
「そもそもどうして人間が豚になったのか」
です。
調べてみましたが、
「元々、ポルコは豚だった」
「魔法使いの仕業で豚にされた」
などの説がありますが、最も有力視されているのは
ポルコ自身が自らに魔法をかけ、豚へ変身したというのです。
その、具体的な内容は宮崎監督も述べていまいので
詳細は謎に包まれたままですが、
豚になれば戦争や軍に対しての嫌悪感によって、
豚へ姿を変えたといった説があります。
豚になれば、きっと戦争へも
行かなくて済むようになるからなのでしょうか。
まず、人間が豚に変わるなどありあり得ない話ですが、
戦争を嫌うがために人間が豚になる。
ここまでオーバーな表現をしてもいいのかとも思いますが、
それだけ戦争が醜いものだという、
ジブリ作品からの強いメッセージと思えば
納得がいきますね。
映画上映から20年以上経過した今でも、心に響きます。
よかったら、今後の、続編の情報もチェックしてみて下さい。