コラム

盲腸の前兆や痛みを感じる場所は?我慢して悪化するとどうなる?

盲腸 前兆

盲腸は医学的には「虫垂炎」と呼ばれていて、

日本人の15人に1人の割合で発症する

と言われるほど身近な病気です。

 

年齢、性別関係なく誰にでも起こり得る

可能性があるだけに、早期発見するため

盲腸の前兆や痛みを感じる場所について

調べてみました。

 

また、盲腸を我慢して悪化してしまうと

どのような危険性があるのかも気になります。

 

今回、盲腸についてまとめました。

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盲腸の前兆や痛みを感じる場所

 

盲腸は比較的治療しやすい病気ですが、

早期発見がとても重要です。

 

発見が遅れるほど一大事になる危険度も

増すため、そうなる前に前兆や痛みを

感じる場所を知っておいて

早めに発見できるようにしましょう。

 

まず、前兆ですが、虫垂炎には急性と

慢性があり、それにより前兆があるものと

ないものに分かれます。

 

急性の虫垂炎は、お腹が急な激痛に

襲われるため、前兆がまったくありません。

 

慢性の場合は前兆があり、

シクシク・ズキズキといったような

我慢出来る程度の痛みが

何度も繰り返し起こります。

 

 

痛みを感じる場所は?

 

痛みの感じる場所については、みぞおちや

下腹部周辺に痛みを感じ始め、

徐々に右側の下腹部あたりに

痛みが移動していくパターンが多いです。

 

ただ、痛みの感じ方は人によって

異なるため、必ずこのパターンと

決めつけることはできません。

 

お腹全体に痛を感じる人や、

初めから下腹部が痛くなる人もいます。

 

ただ、時間が経過して最終的に激しい痛みが

発生している場所は、虫垂がある

右下腹部になります。

 

痛む場所の一つの基準として

「右下腹部の痛み」と覚えておきましょう。

 

 

我慢して悪化すると?

 

急性の盲腸の場合は、いきなりの激痛が

走るため患者も医師も虫垂炎との

診断がつきやすく、大事に至る前に

切除がされることが殆どです。

 

しかし、発見が遅れがちで特に注意が

必要なのが、慢性の盲腸です。

 

我慢できるからと病院に行かずに

放っておくと、症状が進行して炎症で

発生した膿がお腹の中に漏れ出し、

腹膜炎を起こす危険があります。

 

腹膜炎が更にひどくなると、

血液の中に菌の毒素が回り

敗血症を起こし、最悪の場合

死に至ることもあります。

 

また、特に気をつけたいのが、

6歳以下の子供が発症する小児虫垂炎です。

 

患者が子供であるため、痛みを訴えても

重症度が分かりにくい事や病気の進行が

速い事もあり、発見した時には腹膜炎を

起こしている場合が多いためです。

 

子供が右下腹部の腹痛を訴え、

痛みが長引いている時は、軽く考えず

早急に病院に連れていくようにしましょう。

 

 

まとめ

 

多くの方が発症している盲腸ですが、

現時点では原因がまだはっきりと

特定されていません。

 

そのため、

 

「便が大腸内部で固まって出来る、

糞石が虫垂に溜まることによる

虫垂内部の環境の悪化」

 

「動物タンパク質による腸内アレルギー」

 

など、他にも多くの説が噂されています。

 

これにより、盲腸は予防したくても

予防しにくいのが現状です。

 

盲腸は手術すれば、

まず命を落とすことはない病気です。

 

上でまとめた前兆や、違和感がある

右下腹部痛が続く場合は、一刻も早く受診して

盲腸を早期発見できるようにしましょう。

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