
貯金箱の代表的な形と言えば
ブタを想像する人が多いと思います。
ただ、ブタと貯金箱の接点を問われると
答えられる人はおそらく少ないでしょう。
気になったので、二つの接点を調べてみると
おもしろい由来があるということが
分かりました。
また、貯金箱を開封した後、小銭をお札に
両替したい人もいると思うので、今回、
銀行でのおすすめの両替方法も
合わせてまとめました。
貯金箱がブタになった由来は?
貯金箱がブタの形になった由来については、
多く説がありますが、今回もっとも
浸透している由来についてみていきましょう。
まず、ブタの貯金箱発祥の国となったは
イギリスという説です。
昔、貯金箱は今のように取り出せないような
形ではなく、陶器の壺の中に
お金を入れるという簡単な方法でした。
そんな壺の貯金箱を作る際に
使われていた材料が「pygg」と呼ばれる
オレンジ色の粘土です。
これを、イギリスの陶器職人が貯金箱を
作ってくれと依頼された際、
「pygg」を「pig(ブタ)」と
聞き間違いをしてしまいます。
そして、勘違いしたままブタの形をした
貯金箱を作ってしまったところ、
それが好評となりその後「貯金箱=ブタ」
というイメージが定着したようです。
さらに、「ブタは人間の残り物を食べて
大きくなり、最後には豚肉という
最高の食材を人間に提供してくれる」
という有様が、
「普段は邪魔になる小銭をためることで
最終的に大きな金額になり、貯金していた人に
最高の喜びを与えてくれる」
という貯金箱のあり方と似ているため、
ブタの貯金箱の流行に加速がかかったとも
推測されているようです。
また、イギリス以外では韓国が
ブタの貯金箱の由来の国
と言う説もありました。
その理由については、古くから
韓国ではブタはお金を呼んできてくれる
縁起のいい存在として大切にされています。
商売繁盛を願うために日本で言う
「招き猫」的な存在だったブタは、当然お金を
貯めるという目的がある貯金箱の
シンボルとしても使用されたようです。
そこからブタの貯金箱=縁起がいいとい
う文化が伝えられ、広まっていった
というものでした。
ちょっとした勘違いか、しっかり
文化として広まったのか。
どちらにしても、おもしろい由来で
納得できますよね。
開封した後の小銭は銀行で両替?
貯金箱を開封した後、銀行に持って行って
お札に両替を頼むと、銀行の場合は
金額によって手数料が
発生してしまうようです。
せっかく長い時間かけてコツコツ貯めた
大金なだけに思い入れもあり、
1円取られるだけでも名残惜しいですよね。
そんなもったいない状況を回避するために
おすすめの方法は銀行の窓口で
入金を行うというものです。
この方法だと、手数料も取られずに
機械で硬貨の枚数を数えてくれるため、
貯金箱開封後にそのまま袋に入れて
持っていくだけで事が済みます。
自分でいくら貯まったのかゆっくり数えたい
という人もいると思いますが、
めんどくさい作業を避けたい人は是非、
この方法で両替してみてはいかがでしょうか。