
最近は、秋だけではなく春に行う学校も
増えてきている運動会。
運動会の種目といえば綱引きや、玉入れ、
リレーなどが一般的ですが、地域によっては
ありきたりな種目をユニークに
変化させているところもあるようです。
さらに、海外の運動会の実態や、
会社のイベントで運動会を行う企業も
増えてきており、その反響も気になります。
今回、運動会の実態について調べてみました。
ユニークな運動会の種目って?
さっそく、王道と呼ばれる種目を
ユニークに変化させている例を見ていきましょう。
・綱引き
まず、二本の縄をクロスさせ、4チームが
一斉に引っ張り合い、縄の後方にある旗を
綱を離さないまま最初に獲ることが出来たチームが
優勝という「十字綱引き」があります。
十字綱引きには、2チームがタッグを組んで、
2対2で普通の綱引きのように引っ張りタイプもあるようです。
また、お互いに引っ張り合うタイプではなく、
先生の笛や掛け声で引っ張るチームと
耐えるチームが入れ替わる「スイッチ綱引き」
と呼ばれるものもあります。
引っ張るチームは立って綱を引き、耐えるチームは
屈んでひたすらに一定時間耐えきります。
地域によっては、こちらのタイプの綱引きが
主流になっているところもあるようですが、
転校などで初めて「スイッチ綱引き」を
目の当たりにした人には異様な光景でしょうね。
・リレー、徒競走
まず、「足が速い=優勝」というシナリオ通りに
いかないようにするため、後ろ向きに走って
バトンを繋いで優勝を競い合う「逆走リレー」があります。
確かに普通のリレーは走る前から優勝しそうなチームは
予想できてしまいますよね。
その分、逆走リレーは足の速さもそこまで関係ない分、
普段足が遅い生徒が大番狂わせを
起こす可能性もありようです。
ただ本気で走ってしまうと、前向きで走る場合より
転倒のリスクが高くなると思うので注意が必要です。
また、4,5人で一本の棒を持って、コースの途中に
置いてあるコーンを中心にぐるぐる回りながら
決められたゴールを目指す「台風の目」もユニークな競技です。
こちらも、足の速さだけでなくチームワークも重要になるので、
どのチームが優勝するか予想しにくいですね。
以上がユニークな種目のまとめです。
お馴染みの協議でも、少しひねった発想をすれば
どんどんユニークなものになっていきますね。
会社のイベントや海外でも運動会が?
運動会と言えば、小・中学校、そして高校で行うイメージが
強いですが、最近は会社のイベントとして
運動会を行うところもあるようです。
特に営業会社などに多く、上司部下関係なく
競い合うことで会社の士気を上げよう
という試みがあるようですが、最近は経営悪化のため
開催を中止する企業も増えているようです。
ただ、20代30代の若い社員ならいいもの、
やはり40代以上の社員からすれば、
いくら会社の活性化に繋がるとはいえ
体力的にキツそうです。
そして、海外の運動会の実態です。
海外では基本的に日本の運動会のような
「多種多様な種目をプログラムに従ってこなしていく」
というイベントはありません。
ほとんどの国は、「綱引き→玉入れ→リレー」といった
複合プログラムではなく、マスゲームやリレーなどの種目を
単発で競う合うところが多いです。
日本に近い、韓国や北朝鮮、中国などの
一部の地域においては運動会が存在しているようですが、
日本程浸透した文化ではないので、
運動会は「日本独特の文化」といっていいでしょう。